2011年04月01日 09:00
糖尿病・高血圧にダークチョコレートがいい?(糖尿病とチョコレート:フラボノイド)
ダークチョコレートが血圧を下げて食べ物から摂取される糖の代謝能力を向上させる効果があるという研究結果が出た。
つまり、よく知って食べると糖尿病にはチョコレートが良いということ。
イタリアのラキルラ大学の研究者は、健康な男性7人と女性8人に15日間毎日ダークチョコレート100gやホワイトチョコレート90gを食べるようにして、
1週間の間、チョコレートの摂取を中断した後、再度15日間で、チョコレートのタイプを変えて食べるようにした。
クラウディオペリー博士が率いる研究チームは、その結果、ダークチョコレートを食べたの実験対象者の血圧が下がり、インスリン(インシュリン、insulin)感受性は上がって糖の代謝能力が向上すると表示されることを発見した。
(糖尿病にチョコレートが悪いだけではないということだ。)
一方、ホワイトチョコレートを食べた場合は、血圧やインスリン(インシュリン、insulin)感受性への影響もないことが分かった。
ダークチョコレートのこのような潜在的な効果についての研究は、今回が初めてではない。
ダークチョコレートは、フラボノイドという抗酸化物質が多く含まれており、これらのフラボノイドは、健康な心臓との円滑な血液循環を維持し、血栓を減らすのに役立つことが報告されている。
また、チョコレートの種類も関係があることが知られたがある研究結果ではミルクチョコレートは、血中の抗酸化物質の増加に大きな影響を及ぼしていないことが分かった。
高血圧の高齢者を対象とした別の研究でも、ダークチョコレートを食べた後、血圧が下がったがフラボノイドがないホワイトチョコレートには効果がないことが分かった。
ペリー博士の研究チームは、フラボノイドが潜在的に細胞に損傷を与える酸素遊離基として知られている物質を無力化させ効果があると説明しながら、しかし、ダークチョコレートには、 抗酸化物質に加えて脂肪分やカロリーが高いので注意が必要だと付け加えた。
つまり、糖尿病を患っている患者さんは、チョコレートを食べる場合は、ダークチョコレートを食べて、脂肪やカロリーが高いので、食べ過ぎはよくないということだ。
- 関連記事
-
- 糖尿 保険 加入は可能?
- 糖尿病 治療薬、膀胱がん(癌)を発症させる?(糖尿病と膀胱膀胱がん(癌)情報)
- 糖尿病患者の睡眠障害、血糖調節が難しい?(糖尿病患者の睡眠障害と血糖調節の関係)
- 糖尿病薬Lixisenatide、糖尿病新薬の可能性を証明!(糖尿病薬情報)
- 糖尿病の塩分摂取量、糖尿病患者、塩分摂取量を減らしたら、後遺症の予防が可能?
- 2型糖尿病 合併症、2型糖尿病の合併症予防方法!(2型糖尿病合併症症状)
- 2型糖尿病の睡眠障害、2型糖尿病患者の睡眠障害時、重症合併症の危険?
- 糖尿病とチョコレート、糖尿病・高血圧にダークチョコレートがいい?!(糖尿病とチョコレート:フラボノイド)
- 糖尿病患者の心筋梗塞や心臓病の危険度が一般の人の3倍?(糖尿病患者が守るべきこと10つ)
- 糖尿病発症、10年前に糖尿病発症が予測可能?(血液検査で2型糖尿病発症を予測?)
- 2型糖尿病患者の塩分摂取量、2型糖尿病患者は薄味に食べると死亡率が増加?(2型糖尿病患者の塩分摂取量)
- 成人糖尿病、男性患者の心臓発作の疾患の可能性が高い?(成人糖尿病の男性患者情報)
- 大人糖尿病治療の最も優秀な治療薬は?(成人糖尿病治療薬:メトホルミン(Metformin))
- 糖尿病合併症、糖尿病と手足のしびれや痛み(糖尿病合併症:糖尿病性末梢神経痛)
- 糖尿病患者の平均寿命、50歳の糖尿病患者は平均寿命が6年短い?
スポンサーサイト
最新コメント